グランピング施設で使われるテントや宿泊設備にはいくつかの種類があります。
施設のロケーションや用途に合わせてもっともふさわしいテントを選びましょう。
ベルテント
三角錐上の形をした布製のテントです。
多くのグランピング施設で使用されており、グランピングと言われてまず思い浮かべるような代表的なテントではないでしょうか。
特徴は、導入コストが比較的安価であるということと従来のキャンプに近い自然とより密接な宿泊体験ができるところです。
伴って他のテントよりも快適性は低く、また、常設運用ができないため台風や大雨の際は畳んで一時撤去する必要があります。
ドームテント
運営者、利用者含め今グランピング業界で多くの注目を集めているのがこのドームテントです。
写真映えすることからインスタグラム等のSNSと好相性のグランピングテントですが、名称通りのユニークな球形状が魅力のこのテントは特に相性が良いでしょう。
広い内部空間も開放的でゴージャスな雰囲気と非日常感を演出できます。
運営者視点から見ても優秀で、導入コストが高いものの基本的に常設での運用が可能なのでトータルコストは抑えられます。
トレーラーハウス
ベルテントやドームテントのようにトレーラーハウス一種類だけを導入して運営されている施設様はあまりないように感じますが、最近はいろんなグランピング 施設で見かけるようになりました。
なんといっても、車に宿泊するという特有の非日常感を味わえることが売りでしょう。
建築物ではなく車両として扱われるので、建築確認申請も必要としないのも強みで、伴ってコストも安めです。
トイレやシャワーなどのインフラ設備を一括されており着脱することもできます。
しかしながら、車両ゆえにサイズの制限が厳しく導入できる場所を選ぶのは時欠点かもしれません。
コテージ
グランピング という言葉が流行する前から宿泊所として運用されてきた設備でキャンプ要素も少ないため、グランピングの宿泊設備に加えるのか判断が難しいところです。しかし、最近はコテージもグランピング の選択肢の一つとして判断する施設も増えているようですので、記載いたしました。
いうまでもなくここで紹介した設備の中では最も高い導入コストがかかってはきますが、宿泊施設としてはそれに見合う高クオリティの安定したサービスを提供できるでしょう。
しかし、非日常感を重視するグランピング において適しているかと言われると正直疑問が残ります。
その他のグランピング の宿泊設備とともに運用するのであれば、お客様の選択肢を増やす意味でもありかと思います。
まとめ
いかがだったでしょうか?
自分のグランピング 施設に合った設備を見つけることはできたでしょうか?
今回はグランピング の宿泊設備をいくつか紹介させていただきましたが、これはグランピング運営において 最も重要なことではありません。
もちろん大切な要素ではありますが、最重要なのはその施設の『コンセプト』です。
設備、予算、ロケーション、理念。様々な要素を考慮した上でベストなコンセプトを組み上げれば、自然とその施設に合ったスタッフや宿泊設備も見えてくるかと思います。
コンセプト設計に関しては、以前にアップしております『グランピングにおける最重要項目は、『コンセプト設計』です。』をご覧ください。
施設のコンセプトを第一に、それに一番合っている宿泊設備を選びましょう。
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